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概要
平成仮面ライダーシリーズ第13作にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品。
本作は、放映年がユーリイ・ガガーリンらによる人類初の有人飛行から50年後であることから「宇宙」をテーマとし、特に「宇宙開発」を色濃く出した設定となっている。また、ジョン・ヒューズ監督の映画作品を意識したかのような、シリーズ初の「学園青春ドラマ」に沿って物語は進行する。この設定について、スタッフはいわゆる「ご近所もの」という後者に、スケールにギャップのある前者を組み合わせることにより生じる「新たな面白さ」を追求した挑戦だと語っている[3]。なお本作は主人公の弦太朗が仲間との友情を築き上げることも作品の大きな魅力のひとつで、本作品で脚本家を担当することになった中島かずきによるとこの行動には「仮面ライダーであることとはどういうことなのか?」というテーマも含まれているという。
本作品では「アストロスイッチ」と呼ばれるキーアイテムが存在。主人公が使用し、敵怪人もそれを介して変身した一般の人間である。怪人の正体が視聴者に判明するまでは声に特殊な加工が施され、「仮面ライダー部」が犯人(怪人)の正体を探索するなど、前々作『仮面ライダーW』に似た構成となっている。ちなみに『W』後半で登場した財団Xが本作の劇場版で登場し、テレビシリーズ本編でも登場している。一方で世界観は『W』の「風都」という都市単位に対し、本作では「天ノ川学園高校」というさらに狭い範囲での物語がなされている。そのためゲストの大半が学園の生徒に限定され、以前出演した人物が敵として登場したり、かつて怪人としてライダーに倒された人物が何らかの形で再登場したりと、よりキャラクター像を濃く描いた部分がある。また、作中での死亡者は平成仮面ライダーシリーズ中でも特に少ない。
本作の企画準備を進めていたところ、2011年3月11日(金)に東日本大震災が発生し、企画作業も諸所にストップしたが、やがて再開した。
その時にスタッフ達が「震災後に登場する新しいヒーロー、その1番手」になることに気づき、「子供たちをとにかく明るく元気にしたい!」という思いを込めて、本作でそれを実現しようとフォーゼを『日本を元気にするヒーロー』と定義されている。
ストーリー
西暦2011年、天ノ川学園高校にリーゼントに短ランという往年のツッパリスタイルの転校生・如月弦太朗がやってきた。教室に入ってきた弦太朗は「この学校の生徒全員と友達になる」と宣言する。彼の言葉に困惑し、呆れる生徒達をよそに、幼なじみの城島ユウキは彼との再会を喜び、同じくクラスメイトで登校中に彼と一悶着起こしていた歌星賢吾は嫌悪感を隠さずにいた。一方、学園のルールを知らない弦太朗は、学園ヒエラルキーの頂点に立つ、アメフト部部長の大文字隼とチア部部長の風城美羽に目をつけられてしまうなど、登校初日から様々なトラブルに遭遇してしまう。そんな中、弦太朗の前に突如ゾディアーツと呼ばれる怪物が現れる。弦太朗は勇猛果敢に立ち向かうが、敵うはずもなく、賢吾が操縦するパワーダイザーの援護もあってその場を切り抜ける。
本格的に活動を始めたゾディアーツと戦うため、賢吾はフォーゼドライバーを装着しようとするが、元来の病弱体質が祟り、ユウキに止められる。それを見かねた弦太朗は、賢吾からドライバーを奪い、彼に代わってフォーゼに変身する。ゾディアーツを退けた弦太朗は、戦いの一部始終を見ていた少女・野座間友子からネット上にある都市伝説の一つ「仮面ライダー」に似ていると言われ、仮面ライダーフォーゼと名乗るようになる。こうして学園生徒全員と友達になる目標を掲げた学園生活を送りながら、ユウキと共に仮面ライダー部を結成した。
やがて、そんな弦太朗の人柄に触れることで彼を認めた隼、美羽、友子や、学園一の情報通JK(ジェイク)、そして賢吾を加え、仮面ライダー部と弦太朗=仮面ライダーフォーゼの学園の平和を乱すゾディアーツとの戦いと青春の日々が始まった。
登場する仮面ライダー
如月 弦太朗(きさらぎ げんたろう) / 仮面ライダーフォーゼ
仮面ライダーフォーゼに変身する主人公。 天ノ川学園高等学校2年B組に転入してきた男子生徒。17歳。4月からは3年B組在籍。一人称は「俺」。
学園内では規定の制服を着用せず、短ラン・Tシャツ・ボンタン(冬場は更にスカジャンが加わる)、つぶして薄くした革製の改造学生鞄にリーゼントという昭和時代の不良のような格好にアイデンティティを持つ。
転入初日にゾディアーツと遭遇し、賢吾から奪ったフォーゼドライバーで変身。当初は賢吾と対立するもユウキのアドバイスにより、自分がフォーゼに変身する肉体労働、彼に分析や助言を任せる頭脳労働という関係を成立させ、仮面ライダーフォーゼとして闘うこととなった。その後フォーゼの力で学園を守るべく独断で「仮面ライダー部」を創立、高校生活をエンジョイする傍ら、仲間を集めてゾディアーツから生徒を守る闘いをくり広げる。
朔田 流星(さくた りゅうせい) / 仮面ライダーメテオ
昴星高等学校からの特別交換編入生として半年の期間、2年B組に編入してきた少年で、4月からは3年B組在籍。その正体は反ゾディアーツ同盟の潜入員で、「星心大輪拳」というジークンドーの使い手。一人称は基本的に「俺」だが、仮面ライダー部の面々に正体を知られるまでは、周囲に対して「僕」を使用していた。
タチバナの指示に従い、彼らを利用するために仮面ライダー部への潜入を試みる。一度は「本気を見せていない」と弦太朗に断られるが、仮面ライダー部の実態を知り、弦太朗に自らの「本気」を認めさせたことで見習い部員として仮入部を果たした。普段は天高の模範服ではなく昴星高校の制服を着用している(交換編入生のため模範服代わりとして認められており、杉浦が定めた「天ノ川学園法度」でも対象外となった)。
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